専門チーム紹介
外来化学療法チーム
がんの三大治療は、手術、放射線治療、そして抗がん剤を使用する化学療法です。最近では医学の進歩により副作用の少ない抗がん剤も多く開発されてきています。
盛岡友愛病院でも、年々がんの化学療法者が増えてきていることもあり、平成19年2月より外来化学療法室を開設しました。現在では多い時に1日6名ほどの化学療法を行っています。患者さんの生活リズムに合わせて、不安がなく治療を続けられるよう援助、看護しています。
緩和ケアチーム
緩和ケアチームでは、癌などの悪性腫瘍を持った患者さんやその家族に対して、心身共によりよい状態で治療を受けられるよう医師・看護師・リハビリスタッフ等と共にチーム全体でサポートしています。
“緩和ケア=終末期”というイメージが強いですが、終末期に限らず、治療の早い段階から緩和ケアチームが介入することで、病気に伴う様々な苦痛を取り除きその人らしく生きることを支援しています。
緩和ケアに興味のある方、またぜひやってみたいと思っている方、私たちと一緒に頑張りましょう。
褥瘡ケアコントロールチーム
平成16年11月より、褥瘡専任看護師1名・外来看護師4名で構成されたチームで活動しています。
毎週、創部の写真を撮って前回の褥瘡と比較しながら、評価し、処置をしています。週1回病棟を回診することで、発生・悪化の原因がわかるようになりました。
私たち看護師のできる予防として、1.徐圧、2.ずれ・摩擦、3.スキンケア を重点的に指導しています。今年度より、褥瘡洗浄のためにメディウォッシュ(生体洗浄機)を購入し、洗浄して効果を上げています。
褥瘡は予防が一番。発生してもあきらめず、良いケアをしていきましょう。必ずいい成果がでます。
目的
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褥瘡についての知識を高める
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褥瘡予防・ケアの必要性を知る
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各部署での現状を知り、指導にあたる
活動
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各病棟に出向き創処置を行う
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リスクの高い患者を把握し、予防のアドバイスをする
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創の状態・処置方法を専任医師に報告し、医師と共に評価して指示を受ける
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各病棟、週1回の回診をする
排尿ケアチーム
下部尿路機能障害のある患者さんを対象に、包括的排尿ケアの実施と評価を行っています。看護師等には排尿誘導や生活指導を中心に行い、必要に応じて理学療法士等による排尿に関する動作訓練、医師による薬物療法などを組み合わせて行っています。
ICT(インフェクションコントロールチーム)
ICTは、医師・看護師・薬剤師・臨床検査技師・事務職員で構成されており、それぞれの専門性を活かして感染症疾患に対する感染防止策の啓蒙活動だけでなく、空気や水などを含み病院を取り巻く療養環境も対象として感染防止の実践活動をしています。毎週の院内ラウンド、院内感染発生状況をサーベイランスをしフィードバックや指導、相談等を通して患者さんや家族、医療従事者、委託業者など病院にかかわる全ての人々が安全で安心できる医療の提供ができるよう努めています。
NST(栄養サポートチーム)
NSTは様々な医療スタッフがチームを組み、患者さんに最もふさわしい方法で栄養状態を良好に保つことを目的としています。
週1回のNST回診を行い、患者さんの栄養状態を確認し、栄養療法を検討しています。
AST(抗菌薬適正使用支援チーム)
ASTは抗菌薬の適正使用を推進するチームです。
構成メンバーは医師・薬剤師・臨床検査技師・看護師・事務員の8名です。
日々の活動の他、週1回の病棟ラウンドでは指定抗菌薬使用患者等の症例検討を行い、感染症治療の支援を行っています。