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透析センター ~運動療法の紹介~

透析センターでは、患者さんの入室とともに透析を開始します。


透析が始まると、血圧の変動の有無や透析の進行状況の確認をしながら、注射薬の準備・配布、午後の透析の準備・フットケアなどセカセカと動いています。


そんな中、理学療法士や管理栄養士など他職種と共同しながら、新たに取り組み始めたのが「運動療法」です。透析患者さんは、透析時の安静時間や透析後の疲労感など運動不足になりやすく筋肉量が減少しやすいと言われています。透析の時間を有効活用し下半身を中心とした運動を行うことで筋肉量や体力の向上を目指しています。


また、患者さんにしてみれば「サボれない」ので定期的な運動につながります。透析開始後、患者さんのベッドサイドに伺い、ストレッチ→筋力運動→有酸素運動→ストレッチと約30分程度の運動を行います。(※写真は患者さんの同意を得て掲載しています)


   

有酸素運動で活躍するのが「エルゴメーター」です。寝ながら自転車こぎができるものですが、中には単調な動きになりがちで眠くなってしまう方や疲れてしまう方もいます。その都度、「がんばれ~‼」「もうすこし~‼」など激励しながら運動をしています。


また、運動療法の経過の中では筋肉量や体力、栄養状態を評価しながら、月に1回程度ミーティングを行い検討しながら患者さんに適したメニューを検討しています。


まだ数人の患者さんへの実施ですが、運動は体力の維持・向上など様々な効果が得られます。今後とも、患者さんによい透析の提供ができるよう務めていきたいと思います。


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